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プロフィール

川工学を基盤としながら、自然との共生、持続可能な社会の実現、人材育成、紛争解決、そして革新的な発明に至るまで、広範な分野で活動してきた研究者であり実践家です。

  1. 多自然川づくり理論の確立と実践:コンクリート護岸中心の河川整備から、自然の治水機能と生態系を重視する「多自然川づくり」の理念を確立し、数多くの実践を通じてその有効性を示しました。自然共生型の川づくりを推進し、河川の持つ多様な機能を総合的に評価する視点を導入してきました。

  2. 流域思考の導入と地域連携:河川を流域全体として捉え、上流から下流までの連携や、流域の多様な要素との関係性を重視した河川管理の重要性を提唱しています。河川整備の計画段階から地域住民の意見を取り入れる参加型の川づくりを推進し、地域社会との深い連携を図ることに注意しています。

  3. 河川環境の保全と再生: 魚類や水生生物の生息環境の保全、湿地やワンドの再生など、失われた河川の自然環境を取り戻すための具体的な技術や方法論を開発・実践しています。

  4. 小水力発電の推進と自然エネルギーの活用:河川の持つエネルギーを有効活用する小水力発電を推進し、自然環境との調和を図りながら地域に根ざした再生可能エネルギーの導入に貢献しています。

  5. 景観デザインにおける貢献:自然と調和し、地域文化や歴史を踏まえた美しい景観デザインを手がけ、数々の賞を受賞しています。水辺空間の創出や生態系保全に配慮した持続可能な景観づくりを実践しています。

  6. 雨水社会の研究と実践:雨水の有効利用を提唱し、分散型雨水管理システムの開発や、雨水利用による環境負荷低減、景観との融合などを研究しました。

  7. 地域循環共生圏の研究:地域資源の循環的な利用、多様な主体との連携、自然共生型の地域づくりを推進し、エネルギー、食料、福祉などの地域自立を目指す「地域循環共生圏」の形成を研究しています。

  8. 人材育成への貢献:ベンチャー企業「リバーヴィレッジ」の設立、多くの大学教員の育成、地域住民による環境保全活動「善福寺を里川にカエル会」の立ち上げなど、次世代を育成し、地域社会の活性化を牽引する人材育成に尽力しています。

  9. 紛争解決への貢献:複雑な紛争事例の解決にも尽力し、対立する関係者の仲介を行い、より良い解決へと導く字活動をしています(例:「姥が懐」や虎居分水路など)。

  10. 革新的な発明:JET水車:

  • Jet噴射の反動を利用した、ノズル自体が回転する新しいタイプの水車です。3Dプリンターでの製作も可能なユニークな水車「JET水車」を発明しました。低落差・小流量の水資源の有効活用、地域分散型エネルギーシステムの可能性、地域の主体形成などコミュニティをベースとした地域づくりを進めるための革新的な技術です。このほか、スリット型流速計などの計測機器の開発も行っています。

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1980年九州大学大学院工学研究科修士課程修了、建設技官に採用され旧建設省(現国土交通省)入省。ただちに山梨県河川課に退職出向。1982年建設省土木研究所(現独立行政法人土木研究所) 研究員。1993-2001年 建設省土木研究所(現独立行政法人土木研究所) 河川環境研究室 室長。2001-2003年 国土交通省九州地方整備局武雄河川事務所 所長。2003-2021年 九州大学大学院工学研究院環境都市部門 教授。2021- 熊本県立大学特別教授

 

日本湿地学会会長、応用生態工学会副会長、四万十流域圏学会副会長、国土交通省多自然川づくり研究会座長、九州地方整備局風景委員会委員長、東日本大震災の河川・海岸施設の復旧時の景観検討会座長、旧北上川かわまちづくり委員会委員長などを歴任

関係した主な河川や活動は、宮崎県五ヶ瀬町の小水力発電をつかった町おこし[、埼玉県黒目川、神奈川県境川、佐賀県松浦川 アザメの瀬湿地再生、嘉瀬川石井樋の復元,佐賀水みちマップ、鹿児島県川内川激特事業[、福岡打ち水大作戦、福岡みずもり自慢、石巻堤防復興、北部九州豪雨復興など。

基本的な姿勢

  • わいわいがやがや、話し合いで決める

  • 合意は形成されると信じている

  • 国土は人のためだけにあるのではない、生き物の視点も重要 

  • すなわち自然を大切にする

  • 景観を保全する:景観は人の暮らしの結果が表れる。美しい風景は美しい暮らしの反映である

  • 地域が主体となった地域づくり:すなわち地域の中に主体的に活動でする母体をどのように形成できるか、合意形成を一歩進める

  • 単目的ではなく多面的な機能と物の見方

  • ふるさとの資源・資産を活用とする

  • 結果だけではなく、プロセスを重視する

  • 全ての場所で水を貯留、浸透させ、その過程で様々な人がつながるという、あまみず社会という考え方を提唱している。自立、分散型のインフラの一つであり、水インフラの今後の方向性である。これをさらに発展させると共創の流域治水

  • あまみず社会、共創の流域治水の要素技術はグリーンインフラである。

  • ​グリーンインフラの考え方が出てきたのは、光明だと思う。これまで、バラバラに行われてきた環境の取り組みつながって欲しい。

  • 共創の流域治水の基本は共創

  • ​流域治水の基本は健全な水循環

  • ​災害防除もグリーンインフラの流れを組み込むことが重要。伝統的知はその際のキーワードである。

  • 自然エネルギーを活用した地域社会形成は今後のキーとなる

  • 自然エネルギーの導入には地域との合意形成やコストの問題などがあり研究的な要素が不可欠

  • 歴史的な視点は重要で、特に九州は古代からの時間での捉え方が重要

  • 日本の国土の形成は水の管理が基本、水の恵みと水害などのリスクその両者のバランスをとることが基本

  • 難しく考えず行動する

  • 自由でゆるやかに連携する社会をめざす

  • いろいろな立場の人が生きがいを持って暮らすことができる国土形成という視点

  • いわゆる老若男女、花鳥風月

  • 食も風景・風土の要素と思っています

  • あー おいしいものを食べたい おいしいお酒を飲みたい

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