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あまみず文庫 設立

​あまみず社会研究を契機に、水に関するこれまでの研究や活動をまとめた本の出版社、あまみず文庫を設立しました。これから、少しずつ本を出していきます。

防災と環境シリーズ1 2017年九州北部豪雨 集落会議の記録
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 2017年九州北部豪雨の朝倉市を対象とした、災害復興の記録集です。私たちの研究室が取り組んだ、17集落、46の復興新聞はどの災害復興に対しても共通の課題が盛り込まれています。

 災害復興に取り組まれている方、地域の持続的発展に取り組まれている方には、大変参考になると思います。電子図書(500円)、オンデマンド印刷(2500円)で購入できます。

目次

1.2017年7月九州北部豪雨の概要と被災状況

2.集落会議開催および復興新聞作成の経緯

3.集落会議

3−1.集落会議の概要

3−2.集落会議の話し合いの内容

3−3.集落会議を開催する時に心掛けたこと

4.復興新聞

4−1.復興新聞とは

4−2.復興新聞の作り方

4−3.松末コミュニティ

4−4.杷木コミュニティ

4−4.久喜宮コミュニティ

4−5.志波コミュニティ

5.集落会議の統計(岡山君の修論より)

6.集落会議および復興新聞作成に携わった教員・学生の感想

復興新聞の例

 集落会議の内容は、「復興新聞」という形で集落ごとに発行され、各集落の全ての世帯に配布され、また行政にも配られました。作成は九州大学流域システム工学研究室の教員および学生、発行は各行政区となっています。

 復興新聞は表が議事録、裏が話し合いの内容を地図に示した、A3-1枚にまとめるのが基本スタイルとなりました。
 書籍には全ての復興新聞を収録しました。1つの集落で5回の復興新聞が発行された例もあり、話し合いがどう展開されたのかがよく理解できます。

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集落会議を開催する時に心掛けたことの内容の一部

 コンテンツについて少し紹介します。

 災害復興という、大きな被害が発生した現場での会議の運営は非常に大変です。多くの集落会議に参加して、コーディネータとして得た体験をこの本の中では簡潔に記述しており、コーディネータをする方には大変参考になると思います。

 

(3) 席の座り方

 席の座り方にも配慮した。住民と行政が向き合うような、対面式の座り方はなるべく避け、車座や島方式(披露宴などで用いられる座り方)を取るようにした。説明する時には教室形式とする場合もあるが、説明が終わると机と椅子を動かし、車座方式や島方式に移動させた。(本では、それぞれの図がついています)

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